第 15 章 LMTP 配信 Sun Java System Messaging Server の MTA では、LMTP (Local Mail Transfer Protocol、RFC 2033 で定義) を使用して、複数層のメッセージングサーバーが展開されている環境でメッセージストアに配信できます。受信リレーとバックエンドメッセージストアが使用されるこのような環境では、メーリングリストの拡大などのアドレス拡張と自動返信や転送などの配信方法に関してリレーが重要な役割を果たします。バックエンドストアへの配信はこれまで SMTP 上で行われてきました。SMTP では、バックエンドシステムで LDAP ディレクトリの受取人アドレスを再度調べる必要があるため、MTA の全機能が使用されます。速度と効率性を向上するために、MTA では SMTP ではなく LMTP を使用してバックエンドストア