タグ

ブックマーク / business.nikkei.com (2)

  • 彼女のつぶやきを読んで

    昨年の12月、広告大手の電通に勤務していた女性新入社員(当時24歳)が自殺した。で、この10月7日に、自殺の原因が長時間の過重労働であったとして労災が認められた旨を、遺族と代理人弁護士が記者会見して明らかにした。 いたましい事件だ。 私は、自殺のニュースを好まない。特に若い人の自死を伝える報道は、近い年齢の同じように希死念慮を抱いている人々に、大きなヒントとダメージを与える。だから、なるべくなら蒸し返さないのが妥当だと思っている。WHO(世界保健機関)による自殺報道のガイドラインを守ったのだとしても、自殺を扱う文章は、どうしても感情に流れた作文になる。それは、人様に読んでいただく文章として好ましくない。 といって、感情を排した書き方をすれば良いのかというと、そういうことでもない。自裁した人間について、感情を含まない書き方で言及する文章は、必要以上に残酷な感じを与える。それ以前に、悪趣味でも

    彼女のつぶやきを読んで
  • 学校が「残業するサラリーマン」を育てている?

    奈良市立一条高等学校の校長として新たな取り組みを始めた藤原和博氏と、東京都立両国高等学校で「教えない授業」を実践している山崇雄氏の対談の3回目(2回目は「『メロスは走っていなかった』と言える子の育て方」。 ロボットやAIが人間の仕事を代替する社会が現実的になり、親世代が受けてきた教育や価値観がこれからは通用しなくなるかもしれない今、親の役割も教師の役割も変わろうとしている。 山氏は近著『なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか』の中で、AIが台頭する時代、教師と生徒、親と子供の“新しい関係”について述べている。今回の対談では、先生にできてコンピューターにできないのは「『学ぶのが大好き』というオーラを出すこと」という点で藤原氏と山氏の意見が一致。子供に勉強させたければ、教師や親が楽しんで学び続けている姿を子供に見せることが一番だという。 授業も「時短」を進めたほうがいい 藤原和博(以下、

    学校が「残業するサラリーマン」を育てている?
  • 1