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ブックマーク / jun-jun1965.hatenablog.com (3)

  • いやな感じ - jun-jun1965の日記

    加藤直樹の『九月、東京の路上で』という、関東大震災の時の朝鮮人虐殺のが話題であるらしい。私は「そういえば、あれは」と思ったのだが、工藤美代子の『関東大震災 「朝鮮人虐殺」の真実』(扶桑社、2009)である。まあいわゆる「右翼」で、朝鮮人虐殺は、実際に日転覆を狙った朝鮮人がいたので自警団員は正当防衛で作られたのだとするである。これには、山田昭次が『世界』2010年10月号で批判を書いている。それにしても遅い。そして今見たら、工藤のは品切れになって高値がついている。まずいというので絶版にしたのか。それも嫌な話で、工藤も反論して徹底的にやればいいのである。 私は工藤著刊行当時、立ち読みして、非常に嫌な感じがした。そして、あちこちから批判が起き、論争になるかと思っていたら、ならなかった。工藤美代子は、だいぶ前からロイヤリストのウルトラナショナリストになりつつあったのだが、世間はなぜか放置

    いやな感じ - jun-jun1965の日記
    spaixi
    spaixi 2014/10/22
  • ■ - jun-jun1965の日記

    凍雲篩雪(昨年十月分) 優れたデータベース「配役宝典」を運営し、営々と充実をはかっている野口義晃氏は、大河ドラマの配役で、クレジットタイトルで分からないものについてはNHKの窓口から質問をしていた。しかし、あまりに毎週のことなので、あちらが音をあげて、これ以上配役についての細かな質問には答えられないと言ってきた。野口氏は異議を申し立てたが、NHKでは、いったい何が目的なのかと訊いてきた。野口氏は「研究です」と答えたが、うまく理解してもらえなかったようだ。 ここで野口氏が大学教授などであればある程度対応は違ったのかもしれないが、それでも、ドラマの配役の調査を「研究」として認知しない状況がある。だが、それは何もドラマの配役だけではない。私は学者や翻訳家のバイオグラフィーを調べることがあるが、時にどう調べても没年が分からないことがある。そこで所属していた大学に電話すると、「個人情報ですので」と言

    ■ - jun-jun1965の日記
    spaixi
    spaixi 2014/03/06
  • 言うに忍びないが - jun-jun1965の日記

    言わないと私の精神状態が危機に陥るので。 塾に来た男子。某私大を出てかなりいい大学の院に入ったという子で、論文も活字にしている。先日、夏目漱石から話が正岡子規になって、俳句歴史を訊いたら、何も知らなかった。俳諧連歌の発句が独立したということさえ知らず、私が連歌以来の歴史を説明して、菟玖波集は日古典文学大系にも入っている、と言ったら、日古典文学大系を知らなかった。そのくせ、子規の「俳諧大要」なんかは読んでいるらしい。 別に某私大だからというのではない。近代日文学を専攻していて、古典について何も知らないという学生が増えている。それで大学院まで行ったりする。これは教員が悪い。「日文学史」の授業で、自分の専門だけ教えていたりする。これは、教員自身も無能で知らなかったりするからである。 デリダやフーコーは読んでいるが古典文学について何も知らない(レトリックではなくて当に)というのが、

    言うに忍びないが - jun-jun1965の日記
    spaixi
    spaixi 2011/05/13
    専門がどんどん狭くなっていて、それが悪いことと思っていない節はどの分野にもあるね。
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