2002年8月7日、第18回欧州陸上選手権で銅メダルを獲得しガッツポーズを見せるブッシュバウム。(c)AFP/DDP/MICHAEL KIENZLER 【11月22日 AFP】陸上・女子棒高跳び選手のイボンヌ・ブッシュバウム(Yvonne Buschbaum、ドイツ)は21日、ホルモン療法を受けるために現役引退を表明し、性転換手術を受けることを示唆した。 2002年の第18回欧州陸上選手権(18th European Athletics Championships)で銅メダルを獲得している27歳のブッシュバウムは、長期間に及ぶアキレス腱の故障が引退の一因としているが、直ちにホルモン療法を開始するとしており、このことが事実上ブッシュバウムに引退を迫る要因となった。 ブッシュバウムは、「絶え間ない故障の苦痛が引退を決断した一つの要素ではあるが、決定的な要因は精神の不安定さにある。長期間にわたっ