人間はとても弱いです。あなたも、あなたの周りの人間も。 みなさん、それなりにうまくやっているように「見え」ますが、見えるだけです。 みなさん、脆弱なくせにそれなりに滑らかにうまくやっているように頑張っているのです。 できるなら、仲良くできる人間だけと会話したいです。目を合わせたいです。 できるなら、どんな話かたでも、話の内容でも理解してくれる人間だけと話をしたいのです。 なめらかに輪を構成しているようですが、ギリギリ輪になるような弱い繋がりしかありません。 私たちが含まれている世界は、とても意味不明で混沌としていて、無意味に無慈悲で強力です。 あなたが他人にみているのは、その影です。しかし、他人はあなたと同じ、脆弱な人間です。 あなたがその気になれば、簡単に傷つけることができますし、屠ることができます。 逆に、あなたと同じ人間ですので、道端の草や、空の月や、メス犬よりはコミュニケーションし
「俺、少女漫画好きだよ」と言う男に、好きな作品や作家を聞いて24年組の名前があがってくるとげんなりする。心底がっかりする。24年組は私も大好きだし、素晴らしい作家さんだと思うけども、臆面も無く萩尾望都・大島弓子の名を挙げる人のほとんどが、それ以外の少女漫画を読んでいないんだもの。それどころか、その24年組作家さんの最近の作品も読んでいない。せめて「バルバラ異界」ぐらい読んでから言ってもらえませんかね。 要するに「少女漫画を理解する心の広い俺」を演出するために、いちばんてっとり早くて優等生な回答なんですよね。萩尾望都・大島弓子は。あと、よしながふみもこのカテゴリに入る。 確かに男性に人気の少女漫画家として鉄板なことは間違いないけど、本当に少女漫画が好きならもっとたくさんの名前が挙がってもいいと思う。もっと読めよ!白泉社以外も!最近のも!「君に届け」「フルバ」「のだめ」「ハチクロ」のコンボはも
ゆうべNHKのクローズアップ現代で、「デートDV」についてとりあげられていた。 DV(ドメスティック・バイオレンス)とか、虐待、セクハラといったテーマについて考える場合、大事なポイントは、「昔から、それらは普通に行われていた」ということではないかと思う。 つまり、最近(「近代」とか「戦後」とか「グローバル化」とか以後)に発生したり急増した現象ではなくて、むしろこれらは昔の方がひどかったはずであり、あまりにも日常的にあったので問題とも思われていなかった。いや、「あまりにも多かったから問題にされなかった」のかどうかはともかく、ともかく今のように問題化される以前から、それらのひどいことは公然と行われてきたのである。 過去の事柄としては、「戦争の暴力」とか殺人などの見えやすい暴力だけが、告発の対象になるけど、DVや虐待やセクハラも、やはり昔から人間は行ってきていて、それらは昔の社会の方がひどかった
沖縄駐留米軍海兵隊員による女子中学生暴行事件について、あちこちで記事が上がっているが、二つ論点があるように思った。 一つは産経新聞客員論説委員花岡信昭氏の記事中の、 「知らない人についていってはダメ」。筆者などの世代は子どものころ、親から口うるさく言われたものだ。 米軍基地が集結する沖縄である。夜の繁華街で米兵から声をかけられ、バイクに乗ってしまう無防備さ。この基本的な「しつけ」が徹底していなかったことは無念、という以外にない。 について、セカンドレイプに等しいという批判。 「男性は女性をレイプしうる性である」ことは、間違いない。しかしだからといって、「無防備な女性はレイプされても仕方ない」とは言えない。それは加害者の言い分である。花岡氏の論調の底には、「しつけの不徹底」にかこつけた加害者=性差別者の言い分が透けて見える。だから批判の的となった。 もう一つは、アジア差別が根幹にあるのではな
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