報われない低所得者「ワーキングプア」とは 日本ではあまり聞かなかった「ワーキングプア」、一生懸命働いているのに生活は一向に楽にならず、報われない低所得者のことを指しています。 アメリカでは2004年ごろに社会問題として話題となりました。 長時間も働いても、ギリギリの生活を維持することも難しく、むしろ生活保護よりも低い水準の生活をしている人たちのことです。 病気やひとり親などの状況もあり、ダブルワークは当たり前で、一生懸命働いているにもかかわらず「報われない」、そしてそこから到底抜け出すことができない、というアメリカの社会の低所得者の深い闇を示していました。 一方、2004年ごろの日本では、確かに周りと比較して貧乏な家庭はあるけれど、ちゃんと働いているのに生活を維持できない、「報われない」ということは、まれにしかありませんでした。 当時は「ワーキングプア」は、海外特有の格差社会の問題だと