現代の給食は、栄養摂取基準を満たしただけの、食べ合わせを全く無視した食事なのか、ハタマタ、単なるおやつに成り下がってしまったのか。この本『変な給食』では、全国で実際に食べられている、総勢73点のおかしな給食を写真付きで紹介している。 例えば、「桜エビのかきあげ、味噌汁、黒糖のパン」という、なぜか米ではなく、黒糖パンを主食にしてしまったナンとも奇妙な組み合わせや、「酢豚、ジャムトースト、みつ豆」と、もはや食事とは言いがたいお菓子のような給食。さらには「いためそば、ミックスナッツ、トマトケーキ」という、まともなおかずと米を出せ~! と思わず叫びたくなるような粗末な貧乏給食など、冗談のような衝撃的な給食写真の数々が掲載されている。 著者は管理栄養士であり、『粗食のすすめ』(新潮文庫、東洋経済新報社)がベストセラーになった幕内秀夫氏。彼が学校給食について疑問を持ち始めたのは、10年以上前。当時、小
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