[東京 26日 ロイター] - 足利銀行を中心とする足利ホールディングス <7167.T>と常陽銀行 <8333.T>が経営統合する方向で交渉を進めていることが明らかになった。実現すれば、地銀の再編の加速を裏付けるほか、なかでも関東圏での急速な再編を印象づけることになりそうだ。 NHKなど複数の報道によると、両社は11月上旬の基本合意を目指している。常陽銀行と足利HDは同日夕、それぞれ、統合検討を認めるコメントを発表した。 常陽は足利HDとの間で「経営統合を含めて様々な可能性について協議している」とし、足利HDは「経営統合の可能性について検討している」としたうえで「現時点で開示すべき具体的な事実はない。開示すべき事実を決定した場合は速やかに公表する」という。