人事・経理などのバックオフィス業務では、現場から日々送られてくる稟議書など大量の申請を少人数でチェックする必要がある。また、提出された稟議書に記入漏れや間違いがあったり、権限規定の変更といった業務ルールの変更があったりすると、申請を差し戻し、それをまた申請者が修正して再提出する──という煩雑な作業が発生する。 現場の従業員は「早く決裁申請を承認してほしい」と思っているが、バックオフィスも「最低限の書式やルールは把握してほしい」と悩んでいる。NTTテクノクロスは、双方がストレスを抱えている状態と指摘。 こうした企業の業務ルールや申請のワークフローなどをAIに学習させることで、申請者向けに稟議書のひな型を作成したり、承認者向けにチェックすべき項目の可視化をしたりして、両者の作業負荷を軽減できるとしている。 同社の戦略ビジネス特区 イントラプレナーの安田航さんは「システムへの入力や転記などの単純