山﨑努(左)と宮本信子が共演した「お葬式」など全10本の伊丹十三監督作品が4Kデジタルリマスター化された(写真:伊丹プロダクション) 伊丹十三が遺した全10作の監督作品が4Kデジタルリマスター化され、再び視聴できる機会が国内外で広がっています。脱税犯との攻防戦をシニカルに描く「マルサの女」など没後25年以上が経った今でも伊丹作品の人気は衰えていません。 【写真】映画「マルサの女2」(1988年)撮影当時の伊丹十三監督(写真:伊丹プロダクション) ただし、有料放送と劇場上映に限られます。いつでも作品を楽しめる時代にあえて配信しない方針を打ち出しています。そこには「不便さ」で攻める戦略があります。 ■伊丹十三作品4Kリマスター化計画 人間模様の描き方が巧みな1984年のデビュー作「お葬式」から、90年代後半にかけて公開された伊丹十三の作品数は全10本に上ります。そのすべての作品を最新のデジタル
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