少女像を撤去すべきではないと訴える元慰安婦の李容洙さん(c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 作家の北原みのりさん たびたび発言が問題になる衆院議員の杉田水脈氏。「慰安婦」についての発言は、国内では擁護する声も聞かれる。しかし、国際社会での動きはどうか。作家の北原みのりさんが解説する。 【写真】え?誰と電話?追及に杉田氏は… * * * 杉田水脈議員は、“「慰安婦」問題などない”“「慰安婦」の強制連行は嘘!”と言い続けてのしあがってきた人である。「日本維新の会」「次世代の党」「自民党」と渡り歩きながら一貫して、「慰安婦」たたきは彼女のライフワークだった。 10年近く前だが、杉田水脈氏の仲間である愛国運動にはまる女性を取材した時、「なぜ『慰安婦』問題に関心を持つのか?」と聞くと、「男性がやると女性をいじめているように見えるから、女性がやったほうがいい」と、ほぼ全員がそう答えたのを思い