「あぼーんしないかね」「老人は早く死んでほしいとマジで感じる」精神疾患の父親を息子の医師らが殺害か...メール150通に見え隠れする『医師の思想』 ALS患者嘱託殺人 一連の事件で初の裁判がはじまった 難病の筋萎縮性側索硬化症=ALS患者から依頼を受けて薬物を投与し、殺害した罪で医師らが起訴された『ALS嘱託殺人事件』。一連の事件をめぐる初めての裁判が12日はじまった。京都地裁で開かれたのは、元医師の山本直樹被告(45)が母親と別の医師と共謀して、実の父親を殺害したとされる事件だ。 裁判は無罪主張から始まった。弁護側は「“悪魔のささやき”で殺害計画が進んだが直前に中止された。殺害は別の医師の判断で行われた」と無罪を主張。検察側は精神疾患のある父親を「厄介払いのため殺害した」と共謀性を主張して、3人の生々しいメールのやりとりを初めて公開したのだ。 起訴状によると、元医師の山本直樹被告(45)