ひきこもり支援をうたう業者に無理矢理自宅から連れ出された男性が「精神障害がないのに精神科に強制的に入院させられた」として病院側に賠償を求めた裁判で、2審の東京高裁も1審に続き入院の違法性を認め、病院側に賠償を命じました。 判決によりますと、男性(30代)は大学卒業後、就職せず、両親と同居していた2018年に父親が契約した業者によって自宅から連れ出され、その後、東京・足立区の精神科「成仁病院」に50日間、強制的に入院させられました。 この入院は精神障害があると診断されれば、本人の同意がなくても家族の同意で行える「医療保護入院」という措置でしたが、男性は「当時自分には精神障害がなかった」として病院側を提訴していました。 きょうの判決で2審の東京高裁は、病院が「医療保護入院」の際に必要な指定医による診察を行っていなかったと認定。さらにカルテなどから「男性に精神障害があったとは認められない」として
小児がんの一つ「横紋筋肉腫」で闘病してきた角田与喜ちゃんと、ベッドで添い寝する父の翔さん。こども病院では、付き添いの環境改善や配慮について家族からの要望は多い 「食事や入浴の介助や世話、医療的ケアが長時間に及び『労力提供型』の付き添いになっている」「付き添い中の食事や睡眠、入浴といった生活の状況は劣悪で、経済的な不安も強い」―。 【グラフ】こども病院への入院患者数 開院以来30年、重症や難病の患者を受け入れてきた 6月、東京都のNPO法人「キープ・ママ・スマイリング」が、過去5年間に0~17歳の入院に付き添った人を対象にインターネットで行った調査結果を発表した。3600人余りの回答からは、安心して子どもに付き添える環境整備が遅れている現状が浮かぶ。同NPOは、こども家庭庁などに改善を要望。同庁は医療機関への聞き取りを進めて対策を話し合う方針だ。 付き添う割合、小児がん病棟で約7割 開院以来
やけど治療のスペシャリスト、鳥取大学医学部付属病院の上田敬博教授(51)は、「京都アニメーション放火殺人事件」で殺人などの罪で起訴された青葉真司被告の主治医を務めている。 【画像】病室の青葉被告の写真や治療した約4カ月間がまとめられた手記 上田教授は、青葉被告を治療した約4カ月の日々を手記にまとめていた。そこに記された、回復の過程にあった青葉被告の様子、治療にあたった医師としての思いとはー 京都アニメーション第一スタジオ放火 36人死亡 32人重軽傷2019年7月18日、京都アニメーション第一スタジオが放火され、36人が死亡、32人が重軽傷を負った。日本を代表するアニメスタジオを襲った悲劇は、世界中に大きな衝撃を与えた。 青葉真司被告(45)は、ガソリンをまいて火をつけた殺人などの罪で逮捕・起訴された。 事件直後の青葉被告を目撃した人: 「パクられた」とかっていうような言葉も使っていた。自
「“⼈⽣の最期は⾃宅で迎えたい”と、在宅医療を選択される患者さんは多い。ただ、ご本人の病状や介護者の問題で自宅での治療が難しい方もいます。私は日々の診療の中で、そういった方々のフォローができる病院が必要だと感じていました」 それを具現化したのが、2021 年4 ⽉に開設した「おうちにかえろう。病院」だ。名前の通り、入院患者が⾃宅に帰ることを前提にした地域包括ケア病棟で、院内には、精神的にも肉体的にもおうちに帰りたい気持ちを後押しする仕掛けが多数ある。 2022 年度のグッドデザイン賞、日本ネーミング大賞 審査委員特別賞を受賞した。 安井佑 関連記事»最期まで⾃分らしく⽣きてほしい。42歳医師が「死に際」に向き合う理由 病院の1階は「まちとの交差点」 「おうちにかえろう。病院」は、やまと診療所と同じ板橋区内にある。5階建てで、2〜4階に病棟機能を持ち、5階にオフィススペースや保育施設がある。
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