兄宏さんの遺影を持ち動員学徒慰霊塔前で開かれた慰霊祭に参列する伊東次男さん=広島市中区で2016年8月6日午前9時45分、久保玲撮影 6日午前8時15分、かつて炎に焼き尽くされた街に、鐘の音が響いた。広島市中区の平和記念公園で営まれた平和記念式典。71年前のこの日、この時刻、米軍が落とした1発の原子爆弾が子どもからお年寄りまであらゆる人の命を奪い、数多くの人生を狂わせた。地獄の体験は今、核兵器廃絶や平和を願う思いとなり、広島から国内外の人の心に向けて発信されている。
(↑画像をクリックすると動画が再生されます。) 戦後70年を迎えるにあたり、安倍首相は「戦後70年談話」を発表する意向を示しているが、そこでは相変わらず「謝罪の有無」や「反省の表現のあり方」などが問題となっている。一体、日本はいつまで謝り続けなければならないのだろうとの思いを持つ向きもあるだろう。 談話の内容を検討している首相の私的諮問機関である21世紀構想懇談会からは、謝罪にこだわるよりも未来志向をなどといった考えが示されているようだが、やはり今度もまた「おわび」の有無をめぐる論争は避けて通れそうもない。 一方、日本と同じ枢軸国として先の大戦を戦い、暴れるだけ大暴れした挙げ句に無条件降伏をしたドイツは、今年5月に一足早く戦後70年を迎えているが、そこでおわびや反省が問題になったという話はついぞ聞かない。日本とは比較にならないほどの規模で世界を大戦の惨禍に巻き込み、ナチスによるユダヤ
【ワシントン西田進一郎】欧米の日本研究者ら187人が4日、安倍晋三首相に対し、戦後70年の今年を過去の植民地支配や侵略の過ちを認める機会にするよう求める声明を送付した。戦後日本の歩みは「世界の祝福に値する」としたうえで、「祝福を受けるに当たり、歴史解釈の問題が障害になっている」と指摘。アジアの平和と友好を進めるため「過去の過ちについて、できる限り偏見のない清算を共に残そう」とした。 【「日本のため」「世界のため」】安保法制の整備で広がる自衛隊の活動 声明は、ハーバード大のエズラ・ボーゲル名誉教授やマサチューセッツ工科大のジョン・ダワー名誉教授、コネティカット大のアレクシス・ダデン教授らが署名。ダデン氏によると、4日に首相官邸に声明を送付して首相の目に触れるよう要請したという。首相が8月にも発表する「戦後70年談話」を念頭にしているとみられる。 声明は、歴史解釈の最も深刻な問題の一つとし
「相手が『もういいでしょう』と言うまで謝るしかない」 村上春樹氏「歴史認識」に百田氏噛みつく J-CASTニュース 4月21日(火)17時52分配信 作家の村上春樹氏(66)のインタビューに、作家の百田尚樹氏(59)がかみついた。村上氏は歴史認識について「ちゃんと謝ることが大切」だと述べ、相手国が納得するまで謝罪することが必要だとしたが、百田氏は「小説家なら、相手が『もういい』と言う人間かどうか、見抜けそうなもんだが...」と、謝罪には否定的だ。 読者の質問に答えるサイト「村上さんのところ」でのやりとりも話題に… 「そんなこと言うてもノーベル賞はもらわれへんと思うよ」ともツイートし、謝罪アピールが村上氏の国際的評価を高めるわけではないとも指摘したが、この指摘には反発も強かったようだ。 ■話題は地下鉄サリン事件、原発事故など多岐にわたる 村上氏のインタビューは「時代と歴史と物語と」と題
公家から武家へ、変革期の帝王・後白河法皇(1127~92)の生涯を、同時代の貴族の日記など記録でたどった『後白河法皇日録』が刊行された。一昨年、85歳で亡くなった古筆学者の小松茂美が晩年に手がけていた遺作。法皇の起伏に富んだ66年の日々に、興味つきない。 平安から鎌倉期の文献や名筆の断片から、当時の政治や文化を学際的に研究するのが古筆学だ。「古今東西、胎児の頃から死までの記録が後白河ほど詳しく残る帝王はいない」と生前、小松は語っていた。そもそもは1999年、「梁塵秘抄」の断簡が新しく見つかり、後白河法皇の自筆かどうか鑑定するために法皇自身を調べ始めたのだ。 NHK大河ドラマ「平清盛」でも重要な役割をしめる後白河は、鳥羽天皇の第四皇子で、天皇になる目はなく、当時のポップミュージックといえる今様に没入。ところが数え年29歳で天皇、32歳で上皇になり、院政を敷いて「梁塵秘抄」を編集。 藤原頼長の
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