米国史上最悪の自然災害 気象衛星が撮影したカトリーナ 2005年8月末、大型ハリケーン「カトリーナ」が米国本土を直撃した。「ジャズの発祥地」ニューオーリンズの8割が冠水し、死者1800人以上という米史上最悪の自然災害となった。 「ニューオーリンズ住民の大半が黒人だからブッシュ大統領(当時)に見捨てられた」―。政府による救援活動の初動の遅れから、そんな不満が被災者からは噴出。カトリーナは、米社会が抱える貧富の格差や人種問題を改めて浮き彫りにした。 シリコンバレー兼ロサンゼルス特派員だった筆者は被災直後に現地入りし、遺体が放置され、腐敗臭漂うニューオーリンズを取材した。警官らとの行き違いから逮捕され、「jail」(留置所)に放り込まれるという得難い体験もした。 被災地で何があったのか。一人の記者がニューオーリンズや留置所で見たカトリーナ被災地の姿を書き起こしてみよう。 (時事通信社記者・新井佳
【サンパウロ時事】今年1月に約25万人が死亡する大地震に見舞われたカリブ海の島国ハイチの北部でコレラが流行し、保健当局者は21日、過去数日間で1500人が感染し、既に135人が死亡したと語った。AFP通信が伝えた。 コレラは首都ポルトープランスの北方100キロにあるサンマルクで発生し、犠牲者は中部から北部へ流れるアルティボニト川の流域に集中。ただ、地震の被災者が多く暮らす首都やその周辺では、まだ大きな被害は出ていないという。 地震後の復興が遅れているハイチでは、被災者が劣悪な衛生環境下での生活を余儀なくされ、感染症のまん延が懸念されていた。現地の医師はAFP通信に対し、「下痢が集団発生し、あらゆる年代の患者が死亡している。感染地域の水質が原因だ」と語った。 【関連記事】 【特集】ハイチ大地震取材体験記〜被災地の1週間〜 【特集】ハイチ大地震から半年 日赤チームリーダーに聞く
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く