全国で発生する交通事故。頭や首などを強打し、毎年1700人程度が重度後遺障害者と認定される。子どもが寝たきりになった場合、親が介護するケースが大半だが、10年、20年と続けていくうちに大きな不安に襲われる。「自分の死後、子どもはどうなるのだろうか……」。今回、そうした悩みを抱える母親らを取材。これまでの苦難や不安を聞くとともに、必要な行政支援についても探った。(取材・文:ノンフィクション作家・柳原三佳/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)
![交通事故で息子が寝たきりに――介護を続ける親の苦悩と、「親なき後」への不安(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/15b71494a3f62f6d5ae1e111b3ff70169635d5cc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Famd-img%2F20210831-00010000-ytokushu-000-10-view.jpg%3Fexp%3D10800)
2021年4月、自殺幇助を合法化する法案がフランス議会で審議されたことを受け、公の場ではめったに発言しないフランス人著名作家のミシェル・ウエルベックが口を開いた。結果的に議決にはいたらず審議期限を迎えたこの「安楽死法案」だが、ウエルベックは仏「フィガロ」紙に寄稿し、激しい反対意見を述べている。 命題その1:誰も死にたくはない 多くの人は、生命が完全に失われてしまうよりは、弱っていてもあった方が良いと思うものです。ちょっとした楽しみくらいは残っていますから。生命というものは、いずれにしても「弱っていく過程」と言えるのかもしれません。それに、ちょっとした楽しみ以外の楽しみなど、そもそもあるでしょうか(これは掘り下げて考えてみるべき問題でしょう)。 命題その2:誰も苦しみたくはない これは肉体的な苦しみの話です。精神的な苦しみには魅力があり、美的な素材にもなり得ます。こうした苦しみを奪おうという
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