どこから精神疾患で、どこまでそうでないのかを判断するのは、とても難しい。 たとえば発達障害などもそうで、典型的かつ重度の患者さん、比較的軽度の患者さん、精神科医の何割かが発達障害と診断するかもしれない一群、までのグラデーションがある。 そして実社会では、生物学的にはASDやADHDに当てはまりそうなのに医療機関にかからないまま活躍している人も少なくないのである。 みようによっては発達障害・みようによっては定型発達、という人を外来で診る時、片っ端から発達障害と診断するのがベストだろうか? ──これに対する返答は、ドクターによって微妙に違っているように思う。どちらにせよ、障害と診断すべきか迷うような人々が精神医療の内外に存在しているのは確かである。 口の悪い、いじわるな婆さんが精神科にやって来た! さて、発達障害などとは違うかたちで、「これを“病気”とみなして“治療”して構わないのか?」と悩む
口頭弁論を前に、支援者の前で思いを語る田中時枝さん(奥右)。左隣は秋田一恵弁護士=2024年1月23日午後0時40分、東京都千代田区、関田航撮影 神父からの性暴力を訴えたにもかかわらず適切な対応をとらなかったとしてカトリック神言修道会(名古屋市)を相手取って裁判を起こした信者の女性が23日、実名を明らかにして被害を訴えた。 【写真】実名で被害を訴えることを決めた女性 女性は、東京都在住の看護師、田中時枝さん(63)。自衛隊での性暴力を訴えた元自衛官の五ノ井里奈さん(24)の姿を見て勇気づけられ、実名で語ることを決めたという。この日、東京地裁での第1回口頭弁論の前に取材に応じ、「私は悪いことは何もしていない。なぜ隠れる必要があるのか」と話した。 田中さんは、2012年に当時通っていた長崎市内の教会で、外国人神父に対して「告解(こっかい)(ゆるしの秘跡)」で、子どものころに受けた性暴力について
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