埼玉県は2022年度から「彩の国重度障害者支援・あんしん宣言グループホーム」制度を独自に行っている。重度障害者が安心して暮らせるグループホーム(GH)を登録・公表することで、入所施設や在宅から移行しやすくする。現在10の法人が登録され、今年も6月末まで登録申請を受け付けている。 24年3月末時点で県内(さいたま市など5市除く)に472のGHがあるが、中等度の障害者を対象とするところが多い。そのため、重度障害者を受け入れていることを知ってもらい、住まいの選択肢の一つとして示す狙いがある。 登録は6年以上運営しているGHで、人員・支援体制と設備について重度障害者の受け入れ体制が一定の基準を満たす必要がある(重度障害者支援加算を取得しているなど)。登録期間は3年間。登録マークを使用することができ、県のホームページでも周知される。 ■意思を尊重し対応 登録法人の一つ、同県坂戸市の社会福祉法人ありす
人が自分の人生を終える手助けを受けるべき条件とはどのようなものか? フランス社会は20年以上にわたって、家庭で、病院で、大学で、教会で、友人間で、この問いについて議論してきた。 5月以降、フランス国民議会は「死の自発的幇助」を可能にする法律、すなわち人の人生の終わりを積極的に支援する枠組み作りについて議論してきた。フランスでは中絶や死刑といった他の論争の的となるトピックは決着がついているが、今後数年は人生の終わりが論争を呼び続けることは確かだ。 「人生の終わりについて学ぶほど、それについてわかっていることは減っていく」と、このトピックについてフランスで最も精通している政治家の1人であるジャン・レオネッティは最近語った。 ■「僕に死ぬ権利をください」 「大統領閣下、僕に死ぬ権利をください」。これは事故で失明し、唖者になり、四肢麻痺になって回復の望みもない21歳の男性、ヴァンサン・アンベール
「本人は一生懸命生きようと思っていた。それを奪ってしまって申し訳ない」 80歳の男は声を震わせながら法廷でこう語った。長年にわたり介護していた85歳の妻を夫が殺害した事件。“介護疲れ”による殺人だったのか、それとも“衝動的な”殺人だったのか。裁判員らが悩み抜いて出した結論は執行猶予付きの判決だった。 【画像】事件現場となった吉田被告の自宅(東京・世田谷区) 吉田友貞被告(80)は2023年9月30日から10月2日までの間に、東京・世田谷区の自宅で妻・節子さん(当時85歳)の首を両手で絞めつけた後、電源コードを首に巻きつけて殺害した罪に問われている。 保釈中の吉田被告は12日の初公判に、青いネクタイを締めグレーのジャケットに黒のスラックス姿で法廷に現れた。声が聞き取りづらいのか、右手を耳に当てながら裁判長らの話を聞く場面もあったが、はっきりとした口調で「間違いありません」と起訴内容を認めた。
フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)で2日に放送された『私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録~』が、TVer見逃し配信の「報道・ドキュメンタリー」ジャンルの歴代最高再生数を記録した。 【写真】最期の地へ旅立つ母と空港で抱き合う娘たち 『私のママが決めたこと』は、再発を繰り返して全身に転移したがんによる耐えがたい苦痛の中で、日本では合法化されていない“安楽死”をスイスで行う女性・マユミさん(44)と、その家族に密着したもの。戸惑いながらもその決断を受け入れた夫と娘との最後の日々や、看取りの場面、その後の家族の姿も取材し、大きな反響となった。 2日の放送後から16日まで見逃し配信され、TVerでは約84万再生を記録。ドキュメンタリーとしては異例の数字で、19年11月から番組が配信されているTVerの「報道・ドキュメンタリー」
スイスのある施設のベッドに横たわったその男性は、40年にわたる生涯を自ら閉じ、旅立とうとしていた。枕元のスマートフォンからは、自身が最期に選んだ曲「ラ・リベルテ(自由を)」が流れている。医師は点滴に致死薬を投入し、その準備を終えた。 【映像】「安楽死」を考える 「生きるのを諦めた」男性の選択、スイスで最期を迎えた日本人、「生を選ぶ社会に」難病患者の訴え【報道特集】 医師:「この病院に来た理由は何ですか」 男性:「安楽死するためです」 医師:「点滴を開けたら、何が起こるか理解していますか」 男性:「静かに眠りに入り、数分後に心臓が止まります」 医師:「そうです。あなたの心臓は止まって死にます」 男性:「はい」 四肢麻痺の男性は、鼻で点滴のストッパーを開けた。致死薬が体内に徐々に投入されていく。やがて、彼は永遠の眠りについた。つい先ほどまで、私に笑顔を見せて話してくれた男性が、わずか数分後に眠
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く