10月22日に投開票される衆院選に先立ち、東京の玉川学園では、中学3年生から高校3年生を主対象に比例東京ブロックの模擬投票を実施。一部のクラスでは、選挙公報などを生徒が読み解く授業も行った。17日に行われた高校3年生の選択授業「ワールドスタディーズ」では16人が2時間かけて各党の政策を比較し、投票の基準となる「争点」を考えたり、疑問点を出したりした。(文・写真 西健太郎) 「選挙は大事だと言われる。なぜ?」 この日の授業は、担当の武居秀俊先生(公民)のこんな問い掛けで始まった。 「みんなの意見を聞かないと、不公平になる」と女子生徒。 先生が「選挙が無かったらどうなる?」と質問する。 「国民の意見が反映されない」 「権力者に有利になる」