ブックマーク / dailyportalz.jp (12)

  • 見えてるのに行けない場所

    東京の飯田橋の駅前に、見えてるのに辿り着けない妙な歩道がある。いったいどうなっているのか。そんな場所を巡ってみた。 飯田橋駅前に妙な歩道がある 東京の飯田橋駅のそばに、どこからも辿り着けない歩道がある。 (荻窪圭さんの『東京「多叉路」散歩』というで知りました) 矢印の場所だ。歩道があるのだが、よく見るとどこにもつながっていない。左にいっても右にいっても、車道にぶつかってそこで途切れている。 別の角度から見てみる。まず左側は植え込みで途切れていて、その先は車道だ。 右側も同じように植栽で途切れていて、その先は車道になっている。つまりこの歩道は、どこにもつながっていないし、どこからも辿り着けない。ただそこに存在しているだけの純粋な歩道だ。 問題の場所を真上から見るとこうなっている。歩道内には花壇が置かれて、いくらか植物も育っているようだ。 感慨深いのはその脇に設置された緑色の柵だ。これはふつ

    見えてるのに行けない場所
  • 「昔の塩鮭はほんのちょっとでどんぶり飯が食えた」は本当なのか?

    私は子供の頃、給だけを楽しみに学校に通っていた。しかし今年44歳になる私より上の世代には、「給がまずくて当に嫌だった」という人もいる。の記憶や感覚というものは、世代を超えて共有するのがとても難しい。 よくご老人が「昔の塩鮭は小指の先くらいでどんぶり飯がえた」なんて語っているのも、その一つ。そんなにしょっぱい塩鮭の記憶がない私には想像しがたい。 だが築地場外市場で気になる商品を見つけた。

    「昔の塩鮭はほんのちょっとでどんぶり飯が食えた」は本当なのか?
    spoonfed
    spoonfed 2024/10/10
    これ本当に汗かくくらいしょっぱくて子どものころ苦手だったんだけど、いま食べても同じ感想なんだろうか。ごはんのうまみとかそういうの感じる余裕もないほど<<塩>>だった。
  • 土地家屋調査士は昔の人の尻拭いをしている 〜庚申待・第二夜〜

    江戸時代に流行した徹夜イベント「庚申待」をやってみるという記事の二話目です。土地家屋調査士の仕事は昔と今をすり合わせるという話と、仙川という街の話。 庚申待というイベントをやってみている 庚申待(こうしんまち)は、60日に一度ある庚申の日にみんなで徹夜をするという江戸時代に流行したイベントだ。 それが楽しそうだということで、みんなでJOYSOUNDのVIPルームを借りて、庚申待と称して一人ずつ話をしようということになったというのが前回の記事だ。 平安時代から続く徹夜イベント「庚申待」をやってみた ここまでの話の内容はこんなふうだった。 ・庚申待ちってそもそも何? ・民俗学者によるお酒の話 ・珍しい庚申塔コレクション 今回は、土地家屋調査士の話、そして東京にある仙川という街の話だ。会場は引き続きJOYSOUND 品川港南口店のVIPルームである。 小金井さんによる土地家屋調査士の話 左が小金

    土地家屋調査士は昔の人の尻拭いをしている 〜庚申待・第二夜〜
  • 冷蔵庫のぬいぐるみをつくる

    今まで、いろんなぬいぐるみ家電を作ってきた。 キッチンが充実してきて、かなり生活感が出てきたが、何か物足りない。やはりキッチンには、冷蔵庫が必要だ。 今までで一番大きいぬいぐるみ作りに挑戦してみた。 ぬいぐるみで充実してきたキッチン ぬいぐるみで生活感を出したいという思いで、電子レンジ、コンロなど、今まで様々な家電を作ってきた。 ​ 全部ぬいぐるみです 今年の4月は何もなかった 何もない殺風景な作業部屋だったが、自宅並みの落ち着く空間になってきている。 かなり生活感が出てきているが、まだ何か足りない。 ……そう、冷蔵庫がないからだ!! やはり自炊してる生活感を醸し出すには、冷蔵庫は必須アイテムである。カレーを一晩寝かせたりできるし。 より完璧なキッチンに近づけるべく、冷蔵庫のぬいぐるみを作ることにした。 出来たのがこちら。 ​ 実物大、ふわふわ冷蔵庫ぬいぐるみ! ​ 中の棚やポケットもちゃ

    冷蔵庫のぬいぐるみをつくる
  • 平安時代から続く徹夜イベント「庚申待」をやってみた

    庚申待をやってみたい 庚申待(こうしんまち)は、庚申信仰に基づいた行事だ。庚申の日の夜、寝てる間にお腹の虫が神様のところに行って自分の悪事を報告するので、それを防ぐために一晩中起きてるというやつ。 少なくとも初期は信仰に基づいたものだったが、後期には形骸化してただ酒を飲んで徹夜するだけのところもあったとか。すごく楽しそうだ。その形骸化したやつをやりたい。 会場はカラオケルームで というわけで以前から庚申待をやってみたかった。しかし問題は会場だ。一晩中貸してくれるレンタルルームは見当たらない。 いろいろ相談したところカラオケルームがいいという。たしかに、カラオケルームなら広い部屋もあるし、朝まで貸してくれる。 JOYSOUND 品川港南口店 というわけで JOYSOUND にやってきた。じつは JOYSOUND は我らがデイリーポータルZに協賛してくれているので、話が早かった。 VIP RO

    平安時代から続く徹夜イベント「庚申待」をやってみた
  • ロケットペンダントを見せて、好きな気持ちを打ち明ける・・・

    好きな人の写真を肌身はなさずそっと身に着けることができる、それがロケットペンダント。 パカっとかざりの部分を開けると、いつでも好きな人に会うことができます。 また、ほかの人がそのロケットペンダントの写真を見て、持ち主の隠れた想いに気づくなんてことも・・・ 玉こんにゃく、かりあげクン、秘めたる「好き」の気持ち、表してみました。 古風なアクセサリ 私のおばがチェッカーズの大ファンです。一緒におしゃれな古書店に行った時、熱心にチェッカーズの暴露を読んでました。 そんなチェッカーズの2ndシングルのA面曲「涙のリクエスト」の歌詞に、自分が恋人に贈ったロケットに、今では別人の写真が入っている……というくだりがあります。 「好きな女の子にロケットペンダントをプレゼントする」という贈り物のチョイス、「その中に自分ではない人の写真がある」ことに傷心するエピソード・・・ 私の周りで一切聞かない話です。(と

    ロケットペンダントを見せて、好きな気持ちを打ち明ける・・・
    spoonfed
    spoonfed 2024/08/22
    現代のロケットペンダントってアクスタなのかも。どこにでも一緒に行ける。ロケットほどの奥ゆかしさはないけれど。
  • 1969年、別に行きたくなかった人によるソ連旅行記~犬が星見た-ロシア旅行

    デイリーポータルZのライター、関係者が愛読しているを語ります。 今回はライターの拙攻さん。レコメンドは「犬が星見た-ロシア旅行 (中公文庫)」 聞き手はまこまこまこっちゃん、こーだい、石川です。 では拙攻さん、お願いします。 拙攻: 1969年の旅行記なんですよ。旅行した人は武田百合子さんっていう文筆家の方で、旦那さんが武田泰淳さんという小説家。ご夫婦で、当時のソ連を旅行するという内容です。 石川: 海外旅行がまだ一般的じゃない時代ですよね? 拙攻: そうですね。 百合子さんは昭和の奥様なんで、基的にずっと旦那さんに付いていくような感じなんです。旅行自体も旦那さんが急に行きたいと言い出してパック旅行に申し込んだもので、百合子さんは終始、テンションがずっと上がらない。当時としては相当レアな経験のはずなのに。 石川: ははは。 イケイケの中年女性という感じでかっこいいですね(著者紹介ページ

    1969年、別に行きたくなかった人によるソ連旅行記~犬が星見た-ロシア旅行
  • コストコのクマのぬいぐるみと最期に踊りたい

    1993年生まれ。京都市伏見区出身、宮崎県在住。天性の分からず屋で分かられず屋。ボードゲームと坂口安吾をこよなく愛している。 前の記事:1日に玄米4合と味噌と少しの野菜をべる > 個人サイト もがき続けて100年生き抜くブログ 134cmあるクマのぬいぐるみ 昨年末、職場の忘年会の余興として輪投げ大会があった。代表役員や上司の子どもたちが参加するなかで、気まずくなるくらいの点差をつけて僕が優勝した。気持ちよかった。 幹事お手製の輪投げゲーム 優勝景品は伏せられていたが、コストコで売られているというでっかいクマのぬいぐるみだった。人生で初めての褒賞かもしれない。そしてこれがまためちゃくちゃでかい。 会場の蕎麦屋の動線を塞ぐでかさ 小6くらいでかくて4.5kgある。家賃払ってほしい。 いま思えば誰かに譲ればよかったのだろうけど、輪投げで人を負かした興奮でそんなことまで気が回らなかった。勝利に

    コストコのクマのぬいぐるみと最期に踊りたい
    spoonfed
    spoonfed 2024/07/29
    最後の一文だいすき。もちろん、我々は自由ですからね。
  • 異国で羊を買って、お世話になった学校に寄付をする

    海外旅行とピクニック、あとビールが好き。なで肩が過ぎるので、サラリーマンのくせに側頭部と肩で受話器をホールドするやつができない。 前の記事:ウズベキスタンでは鍋がデカすぎて観光地になる > 個人サイト つるんとしている そろそろタダ飯のつけを払いたい イスラム教の文化圏には「神学校」と呼ばれる宗教施設がある。名前の通り宗教教育を専門とする学校で、イスラム法学やアラビア語などを学ぶ。特に大きな学校では寄宿舎も備え、学生たちが寝を共にしながら聖職者になるための修練を積むことができる。 モスクに併設されていることも多い。なおキリスト教・ユダヤ教でも、同様の宗教教育をおこなう機関がある 中央アジアの国 ウズベキスタンにも街ごとに大きな神学校があるのだけど、縁あってそのうちの一つにはたいへん大きな借りがある。なんかめちゃくちゃタダ飯をわしてもらっているのだ。 羊と野菜の炊き込みご飯 どうしてそん

    異国で羊を買って、お世話になった学校に寄付をする
    spoonfed
    spoonfed 2024/07/25
    いい記事読めてよかった。ウズベキスタン、ブハラの路地裏で出会った子どもたち、道案内してくれたのでお金渡したほうがいいものか迷ってたら、あっという間にみんな笑いながら駆け去ってしまった。
  • ギガファイル便の人に「なんで無料なんですか?どういうことですか?」と聞く

    1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー) 前の記事:結婚式やお葬式でハトを飛ばす会社 > 個人サイト 右脳TV 忙殺からの「気分転換」で作られたサービス 昔から「どうなってるんだ」と思っていたのだ。 国内最大規模のファイル転送サービスでありながら、ユーザー登録は不要だし、無料で使えちゃう。転送できる容量は無制限(※1ファイルは300GBまで)だし、アップロード後は最大100日間保持してくれる。 至れり尽くせりすぎる。どうなってるんだ。 トップの画像はデカいし(画像提供:株式会社ギガファイル) そんな「ギガファイル便」を運営するのは、株式会社ギガファイル。取材を申し込むと、メールでのインタビューならOKとのこと。 そもそもサービスを始めたきっかけはなん

    ギガファイル便の人に「なんで無料なんですか?どういうことですか?」と聞く
  • 「役に立たない機械」早慶戦 2024

    1回表:早稲田「割りばし割り機」 最初は早稲田の佐口幸太郎さんの「割りばし割り機」からだ。 この真ん中の機械がそう 「割り箸というのは素手で割れるというのが長所であり特徴だと思うんですが・・」 と佐口さんが説明を始める。 「こういう形で割り箸をセットしまして・・」 「軽く握ると・・」 「バキャッ!」 と音がして割り箸が二つに弾け飛び、そのまま机に落ちる。 「おお〜」という歓声と拍手が鳴る。 「先生にいただいたお寿司をべたいと思います」 と、いま割ったお箸を机から拾って使う。 鈴木先生による講評はこんなふうだった。 ・お箸を割ったら確実に下に落ちるところがいい ・落としたものは普通もうべられない、なのに拾って使うというところが未知の領域 今回、じつはぼくも講評に参加したのだが、並べて書くのは恐れ多いので感想をふつうに地の文に書くことにする。この作品で好きなのは割れる時の音だ。箸を手で直接

    「役に立たない機械」早慶戦 2024
    spoonfed
    spoonfed 2024/06/11
    このシリーズとても好きで、思ってもみなかったアイディアや思ったことがあるアイディアがかたちになっているのが楽しい。つい自分ならなにをつくろうか(つくれるか)考えながら読んじゃう。
  • 「役に立たない機械」早慶戦

    「役に立たない機械」という、早稲田建築の名物課題がある。学生が全力で役に立たない機械を作るのだ。実は慶応にも同じ課題が出される授業があり、今年、初の早慶戦が行われた。 「役に立たない機械」の早慶戦が開催された 「役に立たない機械」とは、早稲田大学の建築学科の一年生に対する名物課題で、役に立たない機械を作りなさい、というものだ。当サイトでは 2008年の記事 で最初に取材させていただき、その後も毎年紹介している。このところタモリ倶楽部などのテレビ番組でも定期的に取り上げられている。 実は慶應大学にも「役に立たない機械」というお題が使われている授業がある。早稲田で授業を担当していた先生の一人である石川初先生が慶應大学で中西泰人先生と一緒にやっているものだ。 そして今年、初めての「役に立たない機械」早慶戦が行われるにいたった。コロナ禍で学生を励まそうと、早稲田の中谷礼仁先生が中心となって企画した

    「役に立たない機械」早慶戦
    spoonfed
    spoonfed 2021/09/09
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