『商品よりも「あと味」を先に売りなさい リピート率7割の"心づかい"の接客』(大极勝著、日本実業出版社)の著者は、高級婦人服ブランド店「レリアン」の店舗アドバイザーとして150店舗以上を担当し、1000人以上のスタッフたちの理解者・支援者として売上アップに貢献してきた人物。 そんな立場から店舗で見聞きしてきたのは、「あと味を先に売る」接客の重要性だとか。つまり本書では、同店でマニュアルもなしに40年以上受け継がれてきた「サービス以上の心づかい」の本質が語られているわけです。第1章「商品よりも『あと味』を先に売りなさい 〜心づかいの基本〜」から、要点を引き出してみます。 「商品よりも『あと味』を」とは? レリアンには、「あと味を先に売る」という文化が根づいているそうです。その根底にあるのは、「そもそも、お客様がお持ち帰りになるのは商品だけではない」という考え方。 「お客様が気に入るものをお店