沖縄に関する「デマ」の真相 5〜 黄金に咲き誇るイペーの花の下、指笛は鳴り、闘いは続く 2017年03月24日 8時00分 カテゴリ: 沖縄に関する「デマ」の真相 • 記事・コラム 辺野古の海 緋寒桜は春の風に散ってしまったが、沖縄はいま、イペーの花が各所で咲き誇っている。街路が、住宅街の小路が、鮮やかな黄金色に染まる。やはり沖縄は「色彩の島」だ。花も海も空も季節によって色を変える。ときに煌々と、ときに妖しく。 だが、風景は常に輝いているとは限らない。何かの拍子に、目の前が単色に染め上げられるときもある。 那覇(沖縄県)の新都心を歩いていて、ふいに目に飛び込んできたのが、給水タンクの建つ小高い丘だった。おもろまち駅の近く、ロイネットホテルと東横インの間に挟まれた場所である。気になって調べてみると、そこはかつて、地元の人から「慶良間チージ」と呼ばれていた丘だった。そう、沖縄戦史においては「シ