スリープ・トークン(Sleep Token)の最新アルバム『Even in Arcadia』が大きな注目を集めている。Spotifyでは「Caramel」「Damocles」を含むシングル群が累計1億ストリーミングを突破。6月の米ダウンロード・フェスではグリーン・デイやKoRnと並んでヘッドライナーに抜擢され、北米ツアーも全公演ソールドアウト。2025年の最重要バンドとなったロンドン発・匿名ロック集団を、文筆家・ライターのつやちゃんが解説する。 新たな時代の到来だ。いま、ポップミュージックにおける大きな地殻変動が起きている。近年、しばしば語られる“メタルのポップ化”という言説──2020年のグラミー賞でブリング・ミー・ザ・ホライズンやアイ・プリヴェイル(I Prevail)が注目されて以降の、スピリットボックス(SPIRITBOX)やバッド・オーメンズ(Bad Omens)のバイラルヒット

