木内登英のGlobal Economy & Policy Insight経済・金融 日銀の金融緩和が生んだ円安・株高バブルは崩壊に向かうか:緩やかな円安修正は日本経済にプラス 2024年08月02日 中長期の物価上昇率見通しの上振れが円安・株高を後押し 8月1日の東京市場では、ドル円レートが今年3月以来となる1ドル148円台まで円高が進む一方、日経平均株価は一時1,300円以上の大幅下落となった。前日の日本銀行の追加利上げの実施と米連邦準備制度理事会(FRB)による9月の利下げ観測が重なり、円高が急速に進んだ。 足もとだけでなく、7月中旬以来、ドル円レートは最大で13円程度も円高が進み、これに並行して日経平均株価は1割下落した。円安修正が株価下落の主因である。 年初来、あるいは昨年来の日本株の上昇は、円安に強くけん引されてきたことは疑いがない。その円安は、日米の金融政策の差によって引き起こ

