限られた相手にのみWebサイトを公開するには、いくつかの認証方式があり、ユーザIDとパスワードによる認証がよく使われていますが、これらの認証方式にはいくつかの問題があり、安全とはいえません。ユーザIDとパスワードによる認証方式の特徴 ・ベーシック認証 (Basic Authentication) ユーザIDとパスワードは暗号化されず平文(ひらぶん)でネットワーク上を流れるため、通信経路上のパケットを悪意のある第三者が盗聴すれば、暗号化されていないユーザIDやパスワードを使い、ユーザになりすますことが簡単にできてしまいます。 ・ダイジェスト認証 (Digest Authentication) ユーザIDとパスワードおよびサーバが送った乱数を使った認証で、ハッシュ化したパスワードと乱数をさらにハッシュ化したメッセージダイジェストがネットワークを流れるため、パスワードが平文で流れるベーシ