小学生以来の知人がいる。 親しくなったのは同じ高校に通うようになってからだが、卒業後、進学、就職を経ても交友は続いていた。 その人は就職先が過酷で、精神を病むようになっていった。 それでも懇ろに交友は続いていたが、私の失態により、交友は途絶えた(余談だが、今でも後悔している)。 その人も私もFacebookやTwitterといったSNSをやっており、友達関係だったりフォロー関係だったりで、近況はなんとなく窺い知ることができた。 段々と状況が悪化しているなあと思っていたが、急にそれらのアカウントが消えた。 その人のメンタルがメンタルなので何かあったのだろうかと思う一方、あまりに綺麗さっぱり消えたので、その人の存在自体が私の想像の産物だった説もあるなと思った。 実在か非実在かはわからないが、前者ならちゃんと生きていればいいなと詮無きことを願った。