■ 渋滞学 (新潮選書)(西成 活裕) 1年前の本だけど、こないだNHKのサイエンスゼロでこのネタをやっていて面白かったので。 なんつっても渋滞が大嫌いである。バイクに乗り続けている理由のかなりの割合を「渋滞の影響をあまり受けないから」が占めていると言っても過言ではない。嫌いだからこそよく観察してしまうというのは良くあることで、例えば高速道路の自然渋滞が、前車との距離を詰めすぎた車のブレーキを原因として発生することも気づいている。もちろん原因を遡れば速度を落とした前車が悪いし、そのきっかけがゆるい上り坂やトンネルだということも、ちゃんと観察していればわかることだ。 それから人ごみが嫌い。就職するときに「下り電車で通勤できる」ことを条件に会社を回ったくらい、特に都内が嫌いだ。都内で歩いていると、いかにして自分のペースで歩けるかという脳内シミュレーションをやり続けるので、えらく疲れてしまう。