◇セ・リーグ 中日5―0ヤクルト(2013年4月9日 ナゴヤD) 現役最年長、中日・山本昌の30年目の初マウンドは連敗ストッパーという思い役割を担うことになった。 初回、いきなり四球を出し、不安な立ち上がり。「自分の開幕戦で緊張していた。ストライクが入らなくてびっくりした」それでも、老かいな投球で後続を何とか切って取り無失点で滑り出した。 貧打に悩んだ攻撃陣がいきなり爆発、和田、谷繁の40代ベテランが適時打を放つなど初回に4点を奪って主導権を握った。「早く援護をもらって楽に投げられた」と2回からは自分のペースに引き込んで、終わってみれば6回を95球、1安打無失点というこれ以上ないピッチング。 3月中旬にはインフルエンザにかかり、調整が遅れ、3日の2軍戦で登板してのこの日に間に合わせた。「先頭打者を出さないよう気を付けた。うれしいです」と投球術の手本になるパフォーマンス。47歳7カ月