日本維新の会の橋下徹代表(大阪市長)は9日、結いの党との合流新党の名称をめぐり両党の国会議員の協議が紛糾していることについて「本当にしょうもない。そんなことで(新党が)安倍晋三政権に勝てるわけがない」とあきれた様子で話し、「付き合いきれない。もう『あ党』でいい」と突き放した。 維新と結いは7日に東京都内のホテルで会合し、名称に「維新」を残すことで合意。両党の国会議員から意見を募って10日にも決める予定だが、維新側が「維新の会」などを提案する考えを示したことに、結い側が反発している。 橋下氏は名称について「こだわりは全然ない。国会議員で好きなようにしたらいい」と述べ、「安倍政権が必死で日本の外交を立て直そうとしている中で(名称でもめるなど)信じられない」と非難。「もう『あ党』でも『い党』でも『う党』でもなんでもいい。面倒くさい」といらだちをにじませた。