日常的に家族の介護や看護などの世話をする「ヤングケアラー」が注目されるようになったのは、ここ数年のことだ。言葉が知られるようになるにつれ支援策も拡充。手が差し伸べられる場面も増えた。一方「子供たちをヤングケアラーにしてしまった」と、家族が過剰に責められることもある。だが、家族もケアを必要とする状況だったからこそ、彼らの境遇につながったともいえる。長年にわたり「ケア」について研究する大阪大学の村上靖彦教授(52)は、ヤングケアラーという言葉を「誰かを責め立てるラベリングにしてはいけない」と説く。 大阪大学の村上靖彦教授孤独深め命絶った教え子英語のケアという単語には「世話をする」のほか「心配する」「気づかう」といった意味も含む。ヤングケアラーという言葉に、病気の両親の世話や高齢者の介護など、本来社会が担う苦役を引き受ける子供の姿というイメージを持つ人もいるが、村上さんは「必ずしもそうではない」
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