各地で子供のいじめ問題が相次いでいることを受け、東京都品川区の教育委員会は、いじめを繰り返している児童・生徒を出席停止にできる制度を積極的に運用していく方針を決めた。出席停止にする場合の具体的な基準や手続きを定めた手引書を作成し、9月5日に小中学校の教員を集め、配布する。 同区などによると、出席停止は学校教育法に基づく措置。同法は「他の子供や教員に危害を加えたり、物を壊したりするなどの問題行動を繰り返す子供について、教育委員会は出席停止にできる」などと定めている。ただ、対象となった子供の教育を受ける権利が阻害されるため、これまでは慎重に運用されてきたという。 だが、同区はいじめによる自殺などが相次いでいることから、いじめられている子供の人権を守ることがより重要と判断、出席停止措置の積極運用を決めた。こうした方針や手引書は保護者を通じて子供たちにも説明し、いじめを減らしていく考えだ。
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