講義ノートの目次へ ABC予想とは,数論のディオファントス解析の最重要問題。 ABC予想の主張: 互いに素な自然数 a, b, c が a + b = c, a < b を満たすとする。 また,積 abc の互いに異なる素因数全体の積を Rとおく。 任意の正数 e に対し, c > R^{1 + e} となる a, b, c の組は有限個しか存在しない。 このABC予想は,1985年に提起された。 そして2012年には望月新一教授が, これを証明したとする500ページほどの論文を発表した。 その証明の論文で使われている理論の名前は, 「宇宙際タイヒミュラー理論(Inter-universal Teichmueller Theory)」 というすごい名前。 以下では,ABC予想の証明の原論文に加え, ABC予想を理解するための初歩的なわかりやすい資料を掲載する。 ※「強いABC予想」に関係の