あらためて“O2O”とは何か 前回は、今こうして“O2O”が注目される以前にも「クリック&モルタル」と呼ばれるインターネット上で告知を行い、実際の店舗への誘導を行うマーケティング手法が行われてきたことをご紹介しました(何てことのない当たり前の話ですが)。 ではあらためて、“O2O”とは何なのか。を考えていきたいと思います。 “O2O”は、「Onlineでのユーザーデータ」と「Offlineでのユーザーデータ」を紐付けて把握し、マーケティング活動に活用するということ、と軽く触れました。 インターネット上で割引クーポンを印刷して持って行く、または割引の画面だけを見せるなどのアクションでは、“Online”でのトラッキングと“Offline”でのトラッキングが紐付かないことになり、今議論している“O2O”の領域のサービスとは言えません。 何が“O2O”と呼んで良いサービスの形なのか整理するために
Case: Flying stores 韓国大手スーパーマーケット・Emartによるアウトドアプロモーション。 プロモーション背景・目的 韓国の人々は世界で最も長時間働くといわれ、その結果いつも時間に余裕がありません。必然的に日常利用するスーパーではアクセスのし易さを最も重視することになり、“近場の店舗を好んで利用する人”の割合が他の国々に比べても多いという現状があります。 Emartはそんな韓国人の購買行動により従来取りこぼしていた、“距離の離れたエリアにいる見込み客”を新たに獲得するために今回のプロモーションを企画。 施策内容 同社は“お客さんが来てくれないのであれば、こちらからお客さんのもとに行けばいい”というコンセプトのもと、『空飛ぶお店』を開発。Emartの移動ショップともいえる巨大バルーンを制作します。 こちらはただの風船ではなく、中には市民が無料でWi-Fiに接続できるよう“
このコラムで取り上げているO2Oというテーマは、多義で多面性があるため、分類や体系化が難しく、クライアントや社内の方々から相談受ける内容も様々だったりします(そのために、このコラムを通じて整理させていただいているのですが)。 その相談の中で、O2Oにおける「集客」と「送客」というテーマで議論があったので、今回は、その話をさせていただこうかと思います。 ひとつの整理の方法としてO2Oを「集客」と「送客」というキーワードで分けて考えるにあたって、言葉のニュアンスから意味を定義してみたいと思います。 集客:何かしら自社の顧客化されているユーザーを自社の店舗などに誘導する施策。 送客:顧客化されていないユーザーを他メディアなどから誘引する施策。 そもそもO2Oは、メディアの話ではなく、マーケティングの考え方のひとつと捉えています。 O2Oサービスとして旗を立てている“メディアからの誘導”と“自社の
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