2007年はテレビにとって多難の年だった HUT(総世帯視聴率)の低下、HDDレコーダーによる録画視聴の増加、YouTubeやニコニコ動画といったテレビのライバルたちの台頭--要は“テレビ離れ”である。とりわけ深刻なのが連ドラの不振。例えば今年の10月クールでは、『ガリレオ』(フジテレビ系)『医龍 Team Medical Dragon2』(フジテレビ系)『SP』(フジテレビ系)を除いて、軒並み一ケタの視聴率を連発。TBSに至っては4作品中3作品が平均視聴率一ケタに終わった。各局とも表向きは他局との視聴率合戦に明け暮れるが、彼らが本当に恐れているのは、テレビというメディア自体が飽きられること。今、テレビの視聴率を支えているのは、小中高生と主婦、それに50代以上の熟年層で、中間の20代や30代が急速にテレビから離れ始めている。視聴者の二極化である。 連ドラ1位は「華麗なる一族」 そんな中、今