「三十路独女が集まって『いい男がいない』とため息」みたいな記事がよく炎上するが、そこでよく「大したこと無い女のくせに男を高望み」「釣り合う男で我慢しろ」的な男性の主張を目にする。 また、女性の口にする希望年収が同世代の独身男性の上位数%である、というような観点の「高望み批判」が繰り返し行なわれている。 ではなぜ、彼女たちが自分に釣り合うと思っている男性像は、男性から見ると高望みに見えるのだろうか。 ここではこれを説明するために、複数の男女が存在する場での「釣り合い」「お似合い」の評価を ・男性は順位的なものに基づいて ・女性は得点的なものに基づいて 行なっているという仮説を提唱したい。 このモデルでは、男性は、男女が10人いたら(好み等はあれ、漠然と)男女とも1位から10位に順位ができ、1位同士、5位同士、10位同士がそれぞれ釣り合う、というように考える。 一方、女性は、男女が10人いたら
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