同居していたシングルマザーに売春をさせ、その売上金を巻き上げていたとして売春防止法違反(管理売春)で起訴された夫婦に対する初公判が5月10日、東京地裁で開かれた。夫婦は起訴事実を認め、検察官は2人に懲役2年6月と罰金30万円を求刑。公判では夫婦がシングルマザーに対して生活費やクリーニング代等、あらゆる名目で金を要求し、売春を繰り返させ、金を搾り取っていた実態が明らかになった。(全2回の2回目。前編を読む) ◆◆◆ 公判では、ゆき乃・優力被告に対する被告人質問も順番に行われた。ゆき乃被告はマスクの下でボソボソと語り、話している内容がやや聞き取りづらいが、弁護人が回答を繰り返しながら、進められた。