イスラエル系アラブ人のパラドックス ダニエル・パイプス 電子版ナショナル・レビュー 2012年03月23日 https://ja.danielpipes.org/article/10907 訳文: Israel's Arabs, Living a Paradox 翻訳者 綱島(三宅)郁子 イスラエル人口の五分の一を占めるアラブ人達は、ユダヤ人国家の忠実な市民であり得るだろうか。 この問いを抱きながら、私は最近、幾つかのイスラエルのアラブ人居住地域(ジャッファ、バカ・アル・ガルビヤ、ウム・アル・ファーム、ハイファ、アッコ、ナザレ、ゴラン高原、エルサレム)を訪問し、アラブ系とユダヤ系の主流イスラエル人達と議論した。 ほとんどのアラビア語を話す市民が、ユダヤ的政体の中で暮らすことに関して、大変に葛藤していることがわかった。一方では、国の特権的な宗教としてのユダヤ教の地位、ユダヤ人のみ随意に移住が