2010年6月10日 「はやぶさ」地球帰還に際し 三菱電機 臼田宇宙空間観測所アンテナ運用担当一同 臼田、鹿児島宇宙空間観測所のアンテナ設備を担当させて頂いておりますが、思い返せば「はやぶさ」の打上げは、臼田現地では、少ない限られた要員で時には、実質一人で全体の面倒を見るという、余り例の無い体制下での打上げ〜初期運用ミッションでした。 「イトカワ」到着前を含め小さなトラブルは、有りましたが、「イトカワ」へのタッチダウンを成功させた後、キャリアが喪失してしまうトラブルに見舞われ、返事をしてくれない「はやぶさ」に対し、軌道決定より計算された予報角度のみを信じ、答えが戻って来る事を祈りながらアンテナを向け測定器で、返信の電波を探し続ける日々が約1ヶ月以上もの間続きました。 この時、話し相手のアンテナを目標(「はやぶさ」)に向ける担当としては、本当に予報値の方向にアンテナが向いているかどうか気が気