【▲ 31基のエンジン点火に成功したスペースXの再利用型ブースター「スーパーヘビー」(Credit: SpaceX)】スペースXは日本時間2023年2月10日、同社が開発中の再利用型宇宙船「スターシップ(Starship)」の軌道打ち上げに使われる再利用型ブースター「スーパーヘビー(Super Heavy)」のスタティック・ファイア・テスト(射点でのエンジン点火試験)を米国テキサス州ボカチカの同社施設「スターベース」にて実施しました。 スターシップはスーパーヘビーと組み合わせることで、旅客輸送用のクルー型なら100名を、貨物輸送用のカーゴ型なら100トンのペイロード(人工衛星や貨物などの搭載物)を地球低軌道に打ち上げる能力を備えており、タンカー仕様のスターシップから推進剤の補給を受けることで月や火星にも飛行可能とされています。スターシップは全長50m・直径9m、スーパーヘビーは全長70m・
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