イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のIan Bruntonさんを筆頭とする研究チームは、これまで知られていなかった超新星爆発のリスクを発見したとする研究成果を発表しました。研究チームによると、従来の想定と比べて6倍ほど遠くで発生した超新星も、惑星の大気に重大な影響を及ぼす可能性があるようです。 【▲ 超新星爆発(右)に由来する大量のX線の影響を受けた地球に似た惑星(左)の想像図(Credit: NASA/CXC/M. Weiss)】質量が太陽8個分以上の大質量星や白色矮星を含む連星系で起きるとされる超新星爆発では、強力なガンマ線などの電磁波や高エネルギー粒子が放出されます。2003年に発表された研究成果によると、もしも地球から約26光年(8パーセク)以内で超新星爆発が起きた場合、オゾン層の破壊をともなう大気への影響によって地球の生命は壊滅的な被害を被ると推測されています。 今回、研究チー