● 世界最短波長(1.2Å)となるX線レーザーの発振に成功 ● ビーム運転開始からわずか3カ月という短期間での達成 ● 性能をさらに向上させ、 2011年度内に供用運転を開始 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI、白川哲久理事長)は、6月7日、兵庫県の大型放射光施設SPring-8※1に隣接して建設したX線自由電子レーザー(XFEL) 施設SACLA(サクラ)※2で、1.2 Å(Angstrom:オングストローム)※3のX線レーザーの発振に成功しました。 X線レーザーは、原子の動きを、一瞬のストロボでくっきり撮った写真を何枚も並べて、瞬時に起きる化学変化を観察する事ができる夢の光です。 基礎研究から応用開発まで幅広い分野で活用が見込まれており、 創薬で重要な膜タンパク質※4の構造解析や、ナノテクノロジー分野などの研究の進展が期待されていま