【ロンドン時事】22日付の英紙インディペンデントによると、アガサ・クリスティの推理小説でも知られる夜行列車「オリエント急行」の運行が、今年12月に廃止される。戦争による停止や路線変更など曲折を経ながらも欧州鉄道史に輝かしい足跡を残してきたが、夜行のコスト高もあり126年の歴史に幕を下ろすことになった。 オリエント急行は1883年に運行開始。1930年代の最盛時には仏パリとトルコのイスタンブールを結んでいたが、第2次世界大戦後は自動車や飛行機の発達で縮小の一途をたどり、2001年にはパリ〜ウィーン間に、07年には仏ストラスブール〜ウィーン間に短縮された。 12月12日午前8時59分ストラスブール着の列車を最後に、時刻表から完全に姿を消す。 【関連ニュース】 ・ 〔終戦特集〕太平洋戦争の歴史を振り返る ・ 「アンネの日記」が世界記憶遺産に=貴重資料計35点を追加 ・ 米失業率、9
【サンパウロ29日時事】新型インフルエンザが猛威を振るったメキシコで、「世界最初の発症例」と指摘されたエドガー・エルナンデス君(5)の銅像が近くお目見えすることになった。 エドガー君は南東部ベラクルス州ラグロリア村在住。米・メキシコ合弁の養豚場があり、今年3月に発熱症状があったエドガー君のほかにも、呼吸器疾患などを訴える住民が続出したため、村は「豚インフルエンザの発生元」として一躍注目を浴び、一時は国内外のメディアが殺到した。政府は公式には、同村が感染源とは認めていない。 その後回復したエドガー君は、今ではメディア取材に快く応じるなど元気そのもの。現地からの報道では、エレラ同州知事は「ラグロリアは主要な観光地となった」とその功績をたたえ、ベルギー・ブリュッセルにある小便小僧をモデルに「エドガー像」を完成させる方針という。 【関連ニュース】 ・ 【特集】新型インフルエンザ ・ 〔
新型インフルエンザは18日までに、世界各地で新たな感染確認が相次いだ。感染者はメキシコで500人以上、米国でも400人以上増えたほか、ニューヨークでは公立中学校の教頭が死亡した。同日までに感染が確認されたのは41カ国・地域で9823人、死者は76人にそれぞれ増加。日本は兵庫県などでの感染者急増で、国・地域別でみると、米国、メキシコ、カナダに次ぎ4番目に感染者が多くなっている。 【関連ニュース】 ・ 【特集】新型インフルエンザ ・ 〔写真特集〕新型インフルエンザ ・ 〔用語解説〕「新型インフルエンザ」 ・ 新型インフル「偽患者」を拘留=中国 ・ JVCケンウッドも大阪・神戸にマスク送付へ=「入手難」の声受け〔新型インフル〕
【ジュネーブ=金子亨、ワシントン=山田哲朗】メキシコや米国で豚インフルエンザ感染者が続出している問題で、世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は25日、専門家による緊急委員会の後声明を出し、「国際的な公衆衛生上の緊急事態である」と認定した。 メキシコ政府によると、同日、豚インフルエンザが疑われる同国の感染者は1324人、死者は81人に増えた。ニュージーランドでもメキシコ帰りの高校生に感染の疑いが浮上、感染は世界的な広がりを見せている。 チャン事務局長は、緊急事態認定に当たり、「インフルエンザ様の症状の異常な流行や重篤な肺炎」の監視措置を徹底するよう各国に勧告した。一方、WHO緊急委は、6段階(フェーズ)からなる新型インフルエンザの警戒レベルに関しては、「臨床的、疫学的な情報が不十分」として、現行の「3」から「4」への引き上げを見送った。世界金融危機のさなか、拙速な判断が世
麻生太郎首相は13日の内閣記者会のインタビューで、北朝鮮の長距離弾道ミサイルとみられる「人工衛星」打ち上げの動きについて「他国の上を通過して弾道ミサイルの実験をした国なんかない。あいさつもなく日本の上を通過するような話は、とてもじゃないけど認めることはない」と批判した。 発射した場合の対応については「たとえ人工衛星だと言っても、国連決議違反ははっきりしている。日本としては断固、国連安保理に話を上げる」と強調。米韓両国と連携していく考えも示した。 【関連ニュース】 ・ 〔ニュース解説〕人工衛星「いぶき」「まいど1号」打ち上げ成功 ・ 〔写真ニュース〕断固中止求める=北ミサイルで麻生首相 ・ 〔写真特集〕太陽と月の神秘 日食の写真 ・ 〔写真特集〕コズミックフォト・宇宙の写真 ・ 〔写真特集〕戦車・艦艇・航空機など世界の軍事力
防衛省は23日、独自に開発を進めてきた無人偵察機(UAV)を実用化する方針を固めた。固定翼の無人偵察機の導入は自衛隊では初めて。F15戦闘機から分離されて空中発進するタイプで、すでに2機が完成。今秋から飛行試験に入り、平成21年度に航空自衛隊へ引き渡す。国防費が20年連続で2ケタ増を記録した中国の脅威を念頭に東シナ海の離島防衛や、北朝鮮の不審船への対処能力が強化される。 【写真で見る】 操縦訓練はこのシミュレーターで…偵察機じゃありません 無人機開発は、防衛省で自衛隊装備の研究開発を担う技術研究本部が16年度から「無人機研究システム」として実施してきた。 開発経費は103億円で当面の開発予定は4機。機体は全長5・2メートル、全幅2・5メートル、高さ1・6メートル。最大飛行高度は約12キロで、敵のレーダーに探知されにくいステルス性もある。 無人機はF15の翼の下に搭載され、偵察地域に
14日、四川大地震で大きな被害を受けた四川省綿陽市で、ビザンチン式の豪華な政府庁舎が建設されており、ネット上では「“えせ”ホワイトハウス」などの呼称が付けられ、官僚の腐敗や公金乱用が指摘されるなど、騒ぎになっている。 2009年1月14日、荊楚網の報道によると、四川大地震で大きな被害を受けた四川省綿陽市で、ビザンチン式の豪華な政府庁舎が建設されており、インターネット上では「“えせ”ホワイトハウス」などの呼称が付けられ、官僚の腐敗や公金乱用が指摘されるなど、騒ぎになっている。 「えせホワイトハウス」建設の状況は、ネット上に写真付きで紹介され、すでに多数のサイトに転載されている。閲覧数は、1つのサイトだけですでに2万5000ビューを超えており、コメントも殺到しているという。 【その他の写真】 コメントの多くは、官僚の腐敗や汚職との関連性や、基準を超えた建設費を投入しているのではないかとの
【エルサレム高橋宗男】国連人道問題調整事務所(OCHA)は9日、パレスチナ自治区ガザ地区のガザ市近郊のザイトゥン地区で5日、イスラエル軍が約110人のパレスチナ人市民を1軒の住宅に集めた上でそこに砲撃を行い、約30人が死亡したと発表した。負傷者が運び込まれた同市のシーファ病院は死者数を32人としている。 ◇国連機関は非難 OCHAは住宅内にいた半数は子供だったとし砲撃を非難、同病院の救急医療部長も「虐殺だ」と非難している。イスラエル軍は毎日新聞の取材に対し「情報を持っておらず、調査する」とコメントしている。 OCHAによると、イスラエル軍は地上侵攻を開始した3日夜から7日にかけてザイトゥン地区全域で集中的な砲撃を行っていた。その間、救急隊の同地区入りを妨げた。 砲撃から生き残った主婦、オーラさん(29)が、ガザ市在住の毎日新聞助手に語った話によると、複数のイスラエル兵が4日朝、ザイ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く