ダニエル・ピンク著『ハイ・コンセプト』を読んだ。 『ハイ・コンセプト』とあるが、原題は"A Whole New Mind"(新しい全体的思考)である。著者ダニエル・ピンクは「フリーエージェント社会の到来」などでも有名であり、農業の時代、工業の時代、情報化社会の「三つの波」の次に来る第四の波:「コンセプト社会」の到来を告げる。 次の三タイプの人は成功する可能性が大だということだ。それは、「境界を超えられる人」「発明できる人」「比喩を作れる人」である。 (p212) 未来の社会・未来の経済はどうなるか? コンセプトの時代になる。 コンセプトの時代とは、 ほかの国で安くやれない コンピューターではできない(反復的でない) 豊かな時代の中でも需要がある ようなもの、すなわち【コンセプト】を産み出す時代ということだ。 豊かさによって、アジアの安価な労働力によって、またコンピューターのオートメーション