さまざまな名称で呼ばれている桜の栽培品種について、森林総合研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが8日、DNA解析に基づく分類を公表した。「枝垂桜(しだれざくら)」に複数の品種が交じっていたことも判明した。今後、DNAに基づく図鑑を作成する計画だ。 桜は室町時代から野生種をもとに品種改良され、その方法は遺伝子が同じになる接ぎ木が主流になっている。しかし、長い年月の間に取り違えが発生し、品種が混乱してきた。そこでチームは、同研究所多摩森林科学園(東京都八王子市)や新宿御苑(新宿区)などの計1850本を調べた。 その結果、花びらの枚数や濃淡の違いから別名で呼ばれている「江戸」「糸括(いとくくり)」「大手毬(おおてまり)」「八重紅虎(やえべにとら)の尾(お)」は同一の品種だった。「太白(たいはく)」「車駐(くるまどめ)」「駒繋(こまつなぎ)」も同じ品種と分かった。 一方で、「枝垂桜」以外
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