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ブックマーク / kaimei.ch (3)

  • Effective C++ 読書ノート

    C++ の基書のひとつ。必ずしも初めて知ったことばかりでもなかったが、非常に系統的に重点が網羅されている点では重宝する内容になっている。全体的に訳出が固めな気もするが、まあこんなものかもしれない。特筆すべきは、トピックのひとつひとつが極めて理詰めで説明されているため納得しやすく、(一部は除くが)長さもあまり長くない点である。書の帯にある「すべての C++ プログラマ必読 !」という謳い文句は事実であり、書の読む時間を惜しんで C++ を書いても、却って意味不明なバグに見舞われて時間をうのがオチである。最低限、書の扱う C++ という言語を効果的に使い落し穴にはまらないためのポイントは理解した方がいいだろう。文字通り、実戦書であり、C++ 使いを自ら任ずるならば必読書である。 とはいえ、この読書ノート化に非常に時間のかかったでもある。インターネット的にいえば不完全な状態でもど

  • 開明堂 : 読んだ : Peter van der Linden『エキスパートCプログラミング』

    文字通り C の上級書で、オブジェクトファイルやスタックの構造といった低レベルな話題にまで言及した。実はもっと以前より購入済でパラパラと読んではいたのだが、じっくり読み通す時間がなく、すっかり後回しにしてしまっていた一冊である。それだけに「読みたくて読めないときがある以上、読めるときに読んでおく」ということの重要性を痛感しながら読んだでもあった。なぜなら、そうでないと「読まねばならないのに読んでない」ばかり増えるという自明の結果を招くだけだからである。 内容に関しては割と定評のあるであるし、仮に問題があったとしても「自分から見当ぐらいはつく」という人がそもそもの想定する読者となるなので、いずれにしても問題とはならない。あえていえば 11 章の C++ 入門はあくまでも概要レベルなので期待し過ぎてはいけないという程度である。それよりも類書の扱わないような話題にまで踏み込む一方で、様

  • 開明堂 : 読んだ : Joseph N.Hall, Randal L.Schwarts『Effective Perl』

    Effective シリーズの Perl 版。通常 Perlといえばラクダやリャマの版元であり Perl の作者たる Larry Wall も勤めるオライリーといいたいところだが、このは別である。書名からも分かるように Scott Meyers の 『Effective C++』 と同様の体裁となっており、多岐にわたる機能を持った Perl の勘所を要領よく解説している。そのため、どちらかというと話題の幅広さに重きを置いた形式になっている。まあ、今なら類書が当のオライリーからも『Perl クックブック』として翻訳されているし、これで飽き足らないならば黒ヒョウ(『実用 Perl プログラミング』)がある。 大抵、言語の文法だけでは実用レベルのプログラムは記述できない。そこで登場するのが、言語特有の落とし穴を解説し、ポイントに絞って解説する、この手のとなる。(それゆえ、ある程度

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