娘さんは、僕と同じで、美味しい寿司を知っている。でも、クラスメイトはなんちゃっての寿司しか知らない。そういう人に、「それはおしゃれじゃないの! これはお寿司じゃないの!」と叫んでも、悲しいですが無駄なのです。 で、娘さんに「この国のかたち」を伝えた後は、娘さんと一緒に考えます。 敵は「日本」ですから、大ボス中の大ボスです。正面から切り込んだら、ほぼ間違いなく負けると思います。 対抗する手段は二つ。 ひとつはフィールドを変える。つまり、比較的同調圧力の少ない組織に移動するのです。アメリカンスクールとか自由な校風が自慢の私立、帰国子女や外国人生徒が多い学校などです。 それが金銭や地理の関係で現実的に無理だという場合は、戦略的に戦う道を選びます。 学校には、同調圧力にあわせて地味な服で登校します。その代わり、親しい友達とのお出かけや放課後は自分の着たいおしゃれな服を選ぶのです。この原稿を読んだU