高校を中退し、付き人になるためにジャニー氏を訪ねる G氏は1970年代、ジャニーズのあるアイドルグループの付き人として勤務していた。 「16、17の時に高校を中退して、芸能界への憧れで家を飛び出して、付き人になろうとジャニーさんのもとを訪ねました。すると、『ユー、明日からおいで』と、翌日から後援会の置かれている原宿のアパートに住まわせて貰いました」(G氏)
過去4週にわたり、計6人から、ジャニー氏による性加害の証言を聞いてきた小誌。そしてついに実名・顔出しで告発する元ジュニアが現れた。岡本カウアン氏。今は個人で活動している彼が被害を受けたのは15歳の時だった。 サッサッサッサッ。 少年たちが寝静まった深夜、廊下にスリッパの足音が響く。足音が自分の寝る部屋の前で止むと、少年の胸は張り裂けそうになった。 「まさか今日? と」 こう振り返るのは、2012年から16年までジャニーズJr.として活動した岡本カウアン氏(26)だ。 3時間以上にわたり取材に応じた ジュニア時代は、『Myojo』(集英社)の表紙を飾ったこともある。ドラマ『GTO』(14年、フジ系)や、トーク番組『Rの法則』(NHK Eテレ)にレギュラー出演するなど、200人近いジュニアの中でも、特に活躍した1人だった。 小誌は過去4週にわたり、ジャニーズ事務所創業者の故・ジャニー喜多川氏に
卒業式を終えた早大生たちが赤ら顔で練り歩く夜の東京・高田馬場。酔客が行き交う駅前ロータリーで怒号が響き渡ったのは、日付を跨いだ3月26日未明のことだった。5、6人の警察官を相手に大立ち回りを演じていたのは――。 関係者が“事件”の顛末を明かす。 「深夜1時半過ぎ、タクシーの乗車を巡り、早大4年の学生と20代の会社員との間でトラブルが発生したのです。つかみ合いの末、交番から警察官が駆けつける事態に。会社員が『イヤホンを壊された』と主張したため戸塚署で双方の事情聴取を行うことになった」 そんな中、興奮しきった学生の口から飛び出したのは、こんな発言だった。 「俺の親父は総理秘書官だぞ! お前ら、所轄のお巡りは高卒だろ!」 それから数十分後、同署に駆けつけ深々と頭を垂れたのは、経産省出身の荒井勝喜(まさよし)総理秘書官(54)だった。
「2年足らずの間に、職員が3人も自ら命を絶ってしまった」(役場の中堅職員) 長野県上高井郡小布施(おぶせ)町。長野市の北東15キロほどに位置する同町は、面積が19平方キロメートルと県内で最も小さな自治体であり、人口は1万人余り。その町の、職員がたった100人しかいない役場内で自殺者が相次いでいた――。 同町は栗菓子と、葛飾北斎が晩年に創作を行った地であることで知られ、中心部には古い日本家屋の風情を残した建築物が並ぶ。 その町の静寂が最初に破られたのは2年前、2020年5月1日のこと。 「主人が帰ってこない」 早朝、産業振興課長A氏(51・以下、年齢はいずれも死亡当時)の妻から連絡を受け職員が見に行くと、役場の屋上へ上る梯子に吊り下がるA氏の姿があった。冒頭の中堅職員が語る。
思わずそんな感想を抱いてしまった。レンタルした原付にまたがり、サトウキビ畑をつらぬく道路を走り続けて数キロ。1人も村人に会わず、1台の対向車ともすれ違わない。建物もほとんど見かけず、道路がアスファルトで舗装されているのがかえって不思議なほどだ。冗談抜きで、文明崩壊後の社会に1人だけで放り出されたような気になってくる。 空気がすこし不穏である。数百キロ南方のフィリピン海上で台風が発達しているらしいのだ。強風のせいで、晴れているのにちょっと肌寒い。しかもいっそう不穏なのは、路上に点々と黒い肉片が落ちていることだった。これらはすべて体長7~10センチくらいのヒキガエルの死体であり、路面に顔を近づけるとかすかに屍臭を感じる。 島の路上に点々と散らばる黒いシミはすべてヒキガエルの死体。たいへんな場所に来てしまったような……。 死体は乾燥してミイラ化したものと、轢死して腐っているものがあった。人間が引
会議には河野氏のほか、内閣府の山田正人参事官と、エネ庁の山下隆一次長、小澤典明統括調整官の3名が参加した。「週刊文春」はこの会議の様子を録音した約28分間の音声を入手。河野氏が山下氏と小澤氏を大声で怒鳴りつける様子が収録されていた。 議題となったのは、3年に一度見直しが行われる「エネルギー基本計画」だ。10月の閣議決定を目指す中、エネ庁は8月4日に素案を発表していた。 エネルギー基本計画の素案 経産省関係者が語る。 「エネ庁の素案では、2030年に総発電量のうち、再生可能エネルギーの比率を『36~38%程度』にすると記されています。これは2019年度の実績(約18%)の2倍に相当する、極めて高い目標値です。ただ、規制改革相として再エネ推進に取り組む河野大臣は『36~38%』が『上限』ではないという意味で、『36~38%以上』と明記するよう求めてきました」 会議の場で行われたのは、「程度」と
新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、立憲民主党の石川大我参院議員(47)が知人の陽性者の救急搬送を救急隊員に強く迫った疑いがあることが「週刊文春」の取材でわかった。 石川議員は社民党の福島瑞穂参院議員の秘書を経て、2011年に豊島区議に当選。2018年に同党を離党すると、翌年7月の参院選で立憲民主党から出馬し、初当選を果たした。2002年には著書「ボクの彼氏はどこにいる?」(講談社)を出版し、同性愛者であることをカミングアウト。LGBT活動家としての顔も持つ。 「8月8日の夜10時半頃、新宿区のマンションに住む30代の男性A氏の知人を名乗る人物から、コロナ陽性となったA氏の救急搬送を求める119番通報が入りました。救急隊員が駆け付け、A氏の体温や血中酸素濃度を測った結果、保健所は『直ちに病院に搬送する状態ではない』と判断したのです」 そこに現れたのが石川議員だった。先に到着し、11
判決によると、石原被告は2018年7月22日に東京都渋谷区神泉町の自宅で、五十嵐さんに覚醒剤入りの日本酒を飲ませ死亡させた。石原氏本人からも覚せい剤の反応が検出され、覚せい剤取締法違反でも有罪判決となっている。 過去3回、金を支払って性行為 「石原被告は2015年11月に交際クラブに登録して複数の女性と会っていました。五十嵐さんと知り合ったのは2016年の11月で、それから過去3回にわたって金を支払って性行為をしていたといいます」(同記者) 事件当日、石原被告は午前11時50分ごろに五十嵐さんを渋谷区内のホテルに呼び出すと、そこから車で自宅へ移動した。2人は被告の自宅3階の28畳あるリビング兼寝室で日本酒を飲みはじめた。 五十嵐さんはテレビ出演経験もある美女だった 警視庁のブラックリストにも名前が 「自宅は地上3階地下1階の大豪邸で、義理の妹と一緒に住んでいました。石原被告は不動産業を営ん
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