プログラミング言語Rust入門です.なるべくわかりやすいように解説しました.公式ドキュメントを読んでみたけど,あまりよくわからなかったという人に向いているかもしれません. 誤字や間違いなどのご指摘は以下からコメントをお願いします. https://zenn.dev/mebiusbox/scraps/90bc293a07430d
注意: 最新版のドキュメントをご覧ください。この第1版ドキュメントは古くなっており、最新情報が反映されていません。リンク先のドキュメントが現在の Rust の最新のドキュメントです。 エラーハンドリング 他のほとんどのプログラミング言語と同様、Rustはプログラマに、ある決まった作法でエラーを扱うことを促します。 一般的にエラーハンドリングは、例外、もしくは、戻り値を使ったものの、大きく2つに分類されます。 Rustでは戻り値を使います。 この章では、Rustでのエラーハンドリングに関わる包括的な扱い方を提示しようと思います。 単にそれだけではなく、エラーハンドリングのやり方を、ひとつひとつ、順番に積み上げていきます。 こうすることで、全体がどう組み合わさっているのかの理解が進み、より実用的な知識が身につくでしょう。 もし素朴なやり方を用いたなら、Rustにおけるエラーハンドリングは、冗長
私はGo言語が気に入っていますし、多くの場面で使用します。現にこのブログもGoで書いています。Goは便利な言語ですが、優れた言語とは言えません。つまり、悪くはないけれど、十分ではないということです。 満足できない言語を使用する際は注意が必要です。注意を怠ると、その言語を次の20年間使い続ける羽目になるかもしれないからです。 私のGoに対する主な不満を本文にまとめました。既に何度も指摘されていることも含まれていますが、中にはこれまでほとんど話題になっていない指摘もあります。 これから列挙する全ての課題には既に解決策があることを示すため、私が優良な言語と考えるRustやHaskellと比較して説明します。 汎用プログラミング 課題 誰でもさまざまな事柄に幅広く対応できるコードを記述したいと考えます。例えば数のリストの合計を求めるために定義した関数が、小数、整数、またその他の合計を求められるもの
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