「痴漢撲滅キャンペーン」(2016)のポスター/JR東日本プレスリリースより 日常に潜んでいながら姿が見えない、得体の知れない痴漢加害者は、女性にとって恐怖でしかない。けれど、今日という日も犯罪者は当然の顔をして電車やバスに乗り、犯行を繰り返している。 被害者として多くの痴漢に接してきた体験を通して、その実態を考える漫画家・ライターの田房永子氏と、性犯罪再犯防止プログラムを通しての現場で、日々多くの元痴漢加害者と向き合っている精神保健福祉士・社会福祉士である斉藤章佳氏。両氏による対談後編は、「痴漢は撲滅できるのか?」がテーマとなった。こんなにも危険な存在が野放しにされているのはなぜなのか? 鉄道各社も事あるごとに撲滅をうたうが、一向にその成果が報告されないのはなぜなのか? この疑問を解くヒントは、痴漢たちがおのおの作り上げる“膜の中のストーリー”にある。 (前編はこちら) ■「肌の露出が多
『美ST』2012年10月号(光文社) 「美ST」10月号の表紙は中山美穂です。表紙も中のグラビアも破顔一笑、目の周りの笑いじわがかなり目立って“クシャ山美穂”って感じになっています。それをあえて修正せずに掲載してしまうところが、女性誌用語で言うところの“自然体”ってことなんでしょうね。確かに、それをよしとする雑誌もあることでしょう。しかし、これまで“SST(「美ST」の造語でシミ・シワ・たるみのこと)”を目の敵にしてきた「美ST」がそれをやるか!? と驚きました。アレアレ、もしかして、なんだかありそうじゃなーい? <トピック> ◎40代こそチャンス 「美・復活劇」はじまる! ◎賢い45歳は更年期を恐れない ◎検証「再婚する人は美しい」説を追う! ■ジブリアニメに出てきそう クシャ山路線は、特集「40代こそチャンス 『美・復活劇』はじまる!」でも続いていました。「女優たちの『食わず嫌い』美
『ハガネの女』公式HP 今月16日まで放送されていた女優・吉瀬美智子主演の人気ドラマ『ハガネの女』(テレビ朝日系)。モデルから一躍人気女優となった吉瀬にとっては連続ドラマ単独初主演作ということで、昨年金曜ナイトドラマ枠で放送された「season1」の好評を受けて、今年4月から「season2」がスタートした。 今シーズンでは、不法滞在外国人の子どもへの差別問題、アスペルガー症候群の生徒を題材に取り上げるなど、シビアな内容で物語が展開。深夜枠の前作に比べ、視聴率こそ平均7.3%と伸び悩んだものの、問題と真剣に立ち向かっていく吉瀬演じる「ハガネの女」の姿は好評を得ていた。 ところが、多くの要望に応える形でスタートした「season2」も、裏では思わぬトラブルが起きていた。ドラマの原作者であるマンガ家の深谷かほる氏は自身のHPで、 「私、深谷かほるは ドラマ『ハガネの女 シーズン2』の内容に対し
『ファブリーズはいらない』/緑風出版 商品の安全性を検証した『買ってはいけない』がベストセラーになり、消費者の意識に一石を投じてから早十年。その後も「週刊金曜日」誌上をはじめ、危険な商品を告発し続けている科学ジャーナリストの渡辺雄二さんの最新刊が発売された。不必要な化学物質に囲まれている現代人に、警告しつづける渡辺氏に話を伺った。 ――最新刊のタイトルは、ずばり『ファブリーズはいらない』。衝撃的なタイトルです。 渡辺雄二氏(以下渡辺) これは私の著書『ヤマザキパンはなぜカビないか』『花王「アタック」はシャツを白く染める』(緑風出版)に続く、企業批判シリーズ第三弾です。今回はファブリーズだけでなく、殺虫剤やくん煙剤、入浴剤などを取り上げています。どれも、TVで大量にCMを流していますが、これらは本当に必要なものなのだろうかという疑問がありました。必要ないどころか、むしろ害のあるものなんじゃな
『忍たま乱太郎』公式HPより 1993年にスタートし、現在までに第17期が放送されているNHKのご長寿アニメ『忍たま乱太郎』(以下、忍たま/現在は第11期を再放送中)。2010年1月にはイケメン俳優を起用した初のミュージカルが公演されるなど、放送開始から16年目にして、異様な盛り上がりを見せている。この人気を支えているのが、”BL大好きな”腐女子だというから驚きだ。 都内某所にあるアニメグッズ店を訪ねてみると、フロアに大きな『忍たま』コーナーが設置されており、乙女たちがウキウキと物色していた。確か『忍たま』のキャラクターって、三頭身のデフォルトされたキャラで、外見的には萌えポイントは皆無だった気が。それにストーリー的にBL要素が含まれているとも思えないが……。なぜ、そんなに萌え萌えできるの!? 「08年に放送された第16期から、上級生キャラが異常に増加したんですね。中には、イケメンの先輩も
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