消費の動向は,私たちの暮らしぶりの変化に伴い変わります。ここでは,近年の消費生活を特徴づける現象を取り上げてみます。 1 家計支出の移り変わり エンゲル係数は23.0%に低下 消費支出の構成の変化をみると,エンゲル係数は,昭和40年には38.1%でしたが,生活水準の向上に伴い低下が続き,54年には30%を下回り,平成19年には23.0%になりました。 また,消費支出に占める通信及び教養娯楽の割合は,昭和40年は7.7%でしたが,平成19年には14.4%と,ほぼ倍増しています。 エンゲル係数を世帯主の年齢階級別に見てみると,60歳以上で高く,30歳未満で低いことがわかります。 統計豆知識 エンゲル係数……消費支出に占める食料費の割合。一般的に,エンゲル係数が低いほど生活水準が高いとされています。 社会保険料の実収入に対する割合は昭和40年の2.7倍 勤労所得税などの税金(直